提出書類をきちんと揃え、書類の誤字脱字もしっかり、チェック。窓口に行き書類を提出し、受付け完了！必ず申請は許可されるのでしょうか？
皆さんの予想通り、必ず許可がおりるとは限りません。

それはなぜか？例えば在留資格変更許可申及び在留期間更新許可は、法務大臣の広範な裁量に委ねられているので（昭和53年10月4日最高裁大法廷判例昭50（行ツ）120号マクリーン事件）※１、羈束行為※２ではなく、一定の書類を提出すれば必ず許可されるというものではありません。

やはり、裁量権の影響が大きいといえます。行政書士としてはマニュアル通りに提出書類をそにまま用意するだけではなく、具体的事案の特性をよく把握した上で要件の立証のためいかなる資料が有効・適切かを判断するために日々、研鑽しています。許認可申請の際は許認可申請のプロ、行政書士にご相談ください。

※１マクリーン事件は行政書士試験の際、必ず習う判例です。是非、ご一読を！
※２羈束行為（きそくこうい）は漢字の読み方チェックです。自由裁量の余地がなく、法令の定めをそのまま行わなければならない行為のことです。